セリュックスラヴァーウェディング株式会社(CELUX LOVER WEDDING株式会社):宝石・4C

セリュックスラヴァーウェディング株式会社(CELUX LOVER WEDDING株式会社)から宝石・4Cについて紹介します。

セリュックスラヴァーウェディング(CELUX LOVER WEDDING)
モース硬度

モース硬度とは1822年にドイツの鉱物学者フリードリヒ・モースによって発表された物質の硬度の基準値で、もともと基準石という宝石によって、摩擦や引っ掻きに対しての抵抗力を示す目安のことです。

硬度は最も硬いダイヤモンドが10、一番やわらかい滑石(タルク)を1として10段階で硬度の序列を表したものです。したがって、モース硬度として最も硬いのはダイヤモンドであるといえますが、これは順位を表しただけもので、硬度10のダイヤモンドが硬度1のタルクの10倍硬いと言う意味ではありません。10個の硬度の硬さが均一でないという欠点があるのです。たとえば、硬度9のコランダムは(ルビー、サファイア等)ダイヤモンドの140分の1の硬しかありません。他にも、割れやすさを表す「靱性(じんせい)」や、結晶の割れる方向性を表す「劈開(へきかい)」なども含めると、順位自体も変わってきます。

  • 硬度1:滑石(タルク)---------爪でキズがつく
  • 硬度2:石膏(ジプサム)-----------爪でわずかにキズがつく
  • 硬度3:方解石(カルサイト---------ナイフでキズが付く
  • 硬度4:蛍石(フローライト)-------ナイフでわずかにキズが付く
  • 硬度5:燐灰石(アパタイト)-------窓ガラスと同じくらいの硬度
  • 硬度6:正長石(オーソクレイズ)---やすりでキズが付く
  • 硬度7:水晶(クオーツ)-----------やすりでわずかにキズが付く
  • 硬度8:黄玉(トパーズ)-----------やすりでキズが付かない
  • 硬度9:鋼玉(コランダム)---------ダイヤ以外でキズがつかない
  • 硬度10:金剛石(ダイヤモンド)---(ダイヤモンド)

※ 靱性(じんせい)・・・割れにくさを表す指標で、靱性が高いほど割れにくいことを意味します。

硬度とは別の特性で、硬度が高くても割れにくいとは限りません。ダイヤモンドは最高の硬度の鉱物ですが、ハンマーで叩くと簡単に割れてしまい、靱性でいうとダイヤモンドは水晶と同程度しかありません。

※ 劈開・・・一定の方向に割れやすい性質のことで、それぞれの結晶の構造に由来するため、この性質はモース硬度に関係なく、持っているものと持っていないものに分かれます